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草加神社とは埼玉県草加市氷川町に鎮座する神社です。
当神社(草加神社)は「氷川様」と称される社であり、天正年間(1573年~92年)の頃小さな祠を祭ったのが始まりであるとされています。御祭神は、素盞鳴命・櫛稲田姫命の二柱であります。
享保2年(1717年)4月16日には、正一位氷川大明神の神位を贈られました。
明治42年4月6日には、草加町にある11社のお社を合祀いたし、これに伴い社号も草加神社と改称され、文字通り草加の総鎮守の役割を担っております。
その際、合祀した11社は以下の諸社であります。
神明宮(神明)・神明宮(西町)・八幡宮(高砂)・日枝神社(吉町)・天神社(苗塚町)・胡録天神(神明)・氷川神社(草加)・氷川神社(西町)・稲荷神社(神明)・稲荷神社(西町)・稲荷神社(松原)
本殿(神殿)は、間口2.27メートル・奥行き1.91メートル・向拝(庇)の出1.73メートルの「一間社流造り」で、妻側の中央にも柱をたてた建物です。
本来「流造り」の美しさは、妻側にありますが、この本殿のごとく多彩な彫刻を配するようになると、建物の正面製が強調されて、軒唐破風や千鳥破風を付し装飾をにぎやかにします。かかる賑やかな彫刻充填式の建物でありながら、構造をより美しくする建物本来の意味を失っていない建物の一つです。
宝暦年間(1751-1764年)に江戸の名匠・立川小兵衛が「立川流匠家絵様集」を出し、以来県内の社寺建築に賞用されましたが、この本殿も立川流の絵様を採用しています。
建物は天保年間(1831-1845年)の造営と伝えられる一方、周囲の石玉垣は弘化3年(1847年)の建造ですが、手法から見ると天保年代造営と大差ないものです。
多彩な彫刻は職人芸で、現代では不可能に近い至芸とされます。当本殿は、江戸時代の華ともいえる貴重な建造物です。
昭和58年には、草加市指定有形文化財に指定されました。
和装結婚式・和装婚礼とは、和風の衣裳(衣装)を着用して挙げる結婚式のこと。近頃では「和婚」と言われることも多くなっています。
具体的には、女性(新婦)は白無垢・色打掛・振袖・引き振袖などの着物を着用し、男性(新郎)は紋付・羽織・袴・裃(かみしも)などを着用して式を挙げるのが慣習です。
これは純日本風の伝統的な結婚式の仕方であり、「神前式」「仏前式」「人前式」などの形態に分かれます。しかし、その3つの形態の中でも、日本古来の凛とした伝統的な挙式スタイルは「神前式」であると言えましょう。
三三九度や玉串奉奠などの厳粛かつ神聖な儀式で、永遠の愛を誓い合いたいという気運の高まりから、和婚スタイルの中でも「神前挙式」は、最近若い層を中心に改めて注目を浴びています。